「七つの大罪」はキリスト教の教えに由来する概念で、それをギリシャ神話の神々に当てはめてみると、また面白い発見がありますよ。各罪に対応する神を選ぶにあたり、神々の行動や性格が反映される形になりますね。
ギリシャ神話とケルト神話は、それぞれが異なる地域で発展した神話でありながら、神性の表現においていくつかの共通点を持っています。両神話共に、自然現象や人間の感情を神格化し、多様な神々が登場する点が特徴的です。
ギリシャ神話では、ゼウスやヘラ、ポセイドンなどのオリンポス十二神が中心となり、宇宙の秩序や自然界の力を表します。一方、ケルト神話においては、ダグダやマッハなどの神々が豊穣、戦争、死といった自然や生活の側面を司ることが多く、彼らもまた力強い影響を持つ存在として描かれています。
ケルト神話における戦と主権の女神マッハ(出典:Wikimedia Commons Public Domainより)
また、神話の語り口にも共通点が見られます。ギリシャ神話もケルト神話も、英雄譚や神々の冒険に重点を置いており、物語性が強いです。これらの物語は、人間界と神々の世界が密接に関連していることを示しており、神々が人間の運命に大きな影響を与えるというテーマが共通しています。
しかしながら、神々の性格や物語の展開には、それぞれの文化の色が強く出ています。ギリシャ神話の神々は比較的人間味があり、感情の起伏が激しい一方で、ケルトの神々はしばしば神秘的で、自然と一体化した形で描かれることが多いですね。
このようにギリシャ神話とケルト神話は、神々の役割や物語の構造において類似点を持ちつつも、それぞれの文化が色濃く反映された独自の神話体系を築いているのです。